JBSGROOVE WEEKLY

新譜レビュー&プレイリスト【eill/Beverly/ayaho ほか】

JBSGROOVEが毎週お届けする新譜系レビュー&プレイリストプロジェクト、それが「JBSGROOVE WEEKLY」。日々リリースされる邦楽の中でとりわけグルーヴィーな、あるいは是が非でもチェックすべき楽曲を、JBSGROOVEならではの視点から厳選してご紹介します。また、プレイリストの内容をもとに、新着楽曲などをレビューでもピックアップ。週ごとにアップデートされるときめきと刺激をお楽しみください。

Apple Music版「JBSGROOVE WEEKLY」

<今週のピックアップ>

eill「honey-cage」

最新アルバム『PALETTE』でひときわブルージーな存在感を湛えているのは、SIRUPなどの作品で知られるUKのプロデューサーROMderfulとの共作。eillの真骨頂にしてメロウの極致とも言えるウィスパーボイスが、ラップも柔軟に交えながらエロティックに揺れる。

Beverly「Slay the day!」



5ヶ月連続リリースの第一弾。カラッとしたサウンドに乗せ、全英語詞で届ける歌声の何たる高潔さ。リズムがはっきりしている分、オールディーズのような明快さもしかと感じられて多幸感が止まらない。ちなみにアレンジと作曲はMinoru Comorita。

ayaho「ラメ降る夜」



メルヘンな雰囲気を終始キープしながら、悩ましい恋心をうんと可憐な歌い回しで叙情。サビの甘酸っぱい進行も手伝って、とにかくガーリーな気分跳ね上がる珠玉のポップソングに。

イハラカンタロウ「You Are Right」

埼玉県出身の男性シンガーソングライター。AOR〜ソウル〜ブルースなどを通過した芳醇なサウンドスケープは、ノスタルジックなのだけど確かに独創的な響き。現行シティポップきっての本格派として大いなる活躍を期待。

菅原圭「ミラ」



Spotify主宰の「Early Noise 2022」にも選出された注目の逸材。yamaやAdoらにも通ずるふくらかなボーカルは哀愁を静かに内包。臨場感を強く押し出したTOOBOEによるグルーヴィーなアレンジもさすがの出来栄え。

Suga-Pimps「Too Late」

知る人ぞ知る男性ソウルデュオのEP『So-You-Style』より。様々な楽曲のカバー実績がある彼らだけに、本作でも先達へのオマージュを多数披露。三連バラードであるこちらは、たゆまぬ熱唱ぶりに心震える逸品。

▼前回の「JBSGROOVE WEEKLY」はこちら

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