JBSGROOVEが毎週お届けする新譜系レビュー&プレイリストプロジェクト、それが「JBSGROOVE WEEKLY」。日々リリースされる邦楽の中でとりわけグルーヴィーな、あるいは是が非でもチェックすべき楽曲を、JBSGROOVEならではの視点から厳選してご紹介します。また、プレイリストの内容をもとに、新着楽曲などをレビューでもピックアップ。週ごとにアップデートされるときめきと刺激をお楽しみください。
Apple Music版「JBSGROOVE WEEKLY」
<今週のピックアップ>
三浦大知「About You」
Nao’ymtの真骨頂であるディープなR&Bサウンドを構えた意欲作。未だかつてない超絶ハイトーンが大きな聴きどころだが、その感触は荒々しくも滑らかで、三浦大知のセンシュアルな表現力をまざまざと思い知らされる。
Lucky Kilimanjaro「雨が降るなら踊ればいいじゃない」
最新アルバム『DAILY BOP』に収録。おしゃれに揺れるエレクトロ+ファンクなサウンドと、いかなる憂鬱もポジティブに変換していかんとする”ラッキリ節”に膝打ち必至。
FLEUR「Route161」
注目の男性シンガーが待望の新作を発表。ハスキーがかった自慢のテクニカルな節回しと、清々しさを具現化したダンストラックが軽やかに春を告げる。
Omoinotake「By My Side」
爽やかな歌声が乗るは、トレンドの兆しを見せているUKガラージ。クラブミュージックとの融合を華麗に図りながら、何一つとして変わらない持ち味を届ける彼らに天晴。
AISHA「キミのせいで」
當山みれい「いやいいや」にも通ずる悶々たる乙女心を、オーガニック風味のプリミティブで音色で描写。AISHAのパワフルな歌声を、あえてこういう楽曲に落とし込むギャップが良い。プロデュースは、しなやかなR&Bに定評のあるMANABOON。
Saint Vega「OHH-AHH」
ラップと歌もの、どちらの要素もスムースに併せ持つ気鋭ユニットのシングル作。気負いを求めないリラクシーな世界観は、イマドキの流儀ど真ん中とも言えるフランクな芸当。
中村早紀「まやかしMidnight(feat. Michael Kaneko)」
愛知県・名古屋出身の女性シンガーがリリースした粒揃いのシングル「きっと誰も好きじゃない」より。Michael Kanekoを招いた大人ジャジーな一曲で、中村によるどっしりとした歌唱力が光る。
御伽田カズヤ「Butterfly」
角松敏生を真っ先に連想させる豊潤なAOR〜シティポップ具合にクラリ。骨太なサウンドアレンジもさることながら、実直に歌い上げるボーカルもポイント高し。