三浦大知がシングル『Keep It Goin’ On』でデビューを果たして丸20年が経過しました。歌って踊るエンターテイナーとして常に歩みを止めない大知の活動は、業界内外を問わず、これまで多くのファンを獲得するに至っています。今回は、そんな三浦大知のキャリアの中で「これはカッコイイ!」と思わず膝を打った楽曲を9曲、独自にピックアップしてみました。この機会にあらためて、三浦大知という超人の道程に触れてみてはいかがでしょうか。
少年からスーパースターへ。三浦大知の”カッコイイ”名曲集
Keep It Goin’ On (2005)
まずは記念すべきソロデビュー作を。変声期を理由にFolderでの活動を休止して5年、ゴスペラーズの黒沢薫らが参加した涼しげなミドルトラックに乗せ、大知は再び音楽と向き合っていける喜びを存分に解き放ったのでした。現在のボーカルスタイルと照らして聴くと、ところどころにあどけない成分が感じ取れて何ともデビュー曲らしい趣。
Inside Your Head (2008)
Timbalandを彷彿とさせるエレクトリックな作風で当時多くのR&Bリスナーを虜にした6thシングル。手掛けたのは、現在に続く大知の名パートナーであるNao’ymt。本作を皮切りに彼らの無双が始まったのだと思うと、もはや興奮なしには聴けません。
Black Hole (2011)
Nao’ymtの手腕がまたしても炸裂した、3rdアルバム『D.M.』のリードトラック。ダブステップを採用したトリッキーな構成にも関わらず、音ハメ軽やかなダンスと堂々たるボーカルの突き抜けたコンビネーションでとことん魅了する大知。大胆不敵とはまさにこのこと。
I’m On Fire (2013)
4thアルバム『The Entertainer』に収録。前年にシングル「Right Now」で初タッグを組んだT.Kura & michicoと再度制作を交わした一曲で、とびきりハイなEDM要素とシャウトを連発するブレイクパートの転換がすこぶる爽快、そして変態。
Cry & Fight (2016)
”純国産ダンスミュージック”を打ち出し、アーティスト・三浦大知の面目躍如となった通算19枚目のシングル。様々な音楽ジャンルをコラージュしたような無類のサウンドワークに加え、無音状態で動きをシンクロさせるセンセーショナルなダンスでも大きな話題を呼びました。
(RE)PLAY (2016)
レジェンド級のプロダンサーが大勢出演したMV、ブレイクビーツの重量感ある音遣いなど、いつになくストリート要素を剥き出しにしたアップナンバー。MOMO “mochA” N.が手がけたリリックも秀逸で、ダンスのみならず、エンジョイする全ての人のアドレナリンを瞬時に加速させます。
COLORLESS(2019)
各所で絶賛された『球体』あたりを契機に、より自由度の高い表現に興じるようになった三浦大知。2019年に発表された本作は、そんな大知から世間に向けられた新たな挑戦状とも言うべき内容で、特定の枠に収まらず自分らしく音楽を貫いていく決意が鮮明に刻まれています。「Yours」や「Le Penseur」といったダークな楽曲が本作以降に増えたあたり、大知自身にとっても重要なターニングポイントになったのだろうと推察。
About You (2021)
静謐でいて、あまりにも衝撃的。オルタナティブR&Bを下敷きにした本作は、サビ前の甲高いファルセットで世界が急転、聴き手を混乱の宇宙へと放り出します。『球体』しかり、大知は偶にNao’ymtが擁する深遠な領域に自ら染まりにいく仕草が見て取れるのですが、この楽曲なんかはまさにその極致。楽しんで泳いでます。
能動 (2023)
5年半ぶりに送り出されたオリジナルアルバム『OVER』では、大知がラップに挑んでいるとしてファン界隈がざわつきましたが、その起点となったのがリードトラックにあたる本作。それまでのキャリアで得た絶大な推進力を、それまでに聴いたことのない声色に乗せてアウトプットするという手加減のなさが、”塗り替え好き”な大知らしい。
オリジナルプレイリスト
「NEW GATE : 三浦大知」
R&B、ダブステップ、ブレイクビーツなど、今日まで様々な音楽・表現に挑み続ける三浦大知の名曲を厳選したプレイリスト。