JBSGROOVE WEEKLY

新譜レビュー&プレイリスト【NOA/Michael Kaneko/土岐麻子 他】

JBSGROOVEが毎週お届けする新譜系レビュー&プレイリストプロジェクト、それが「JBSGROOVE WEEKLY」。日々リリースされる邦楽の中でとりわけグルーヴィーな、あるいは是が非でもチェックすべき楽曲を、JBSGROOVEならではの視点から厳選してご紹介します。また、プレイリストの内容をもとに、新着楽曲などをレビューでもピックアップ。週ごとにアップデートされるときめきと刺激をお楽しみください。

Apple Music版「JBSGROOVE WEEKLY」

<今週のピックアップ>

NOA「LET GO (feat. JEON WOONG(AB6IX))」



記念すべきメジャーデビュー作は、韓国のダンスボーカルグループAB6IXのメンバーであり、旧知の仲であるJEON WOONGを招いた身軽なファンクトラック。従来の落ち着き払ったクールなキャラクターから一転、青々とした夏空が似合う甘美なグルーヴとポジティブなメッセージが同居する佳曲に。

Michael Kaneko「DRIVEAWAY feat. 藤原さくら」



すでに共作経験を持つ有能同士のコラボレーション。Michaelの手によるトラックはどっしりとした質感を湛えているが、アンニュイに揺れる両者のボーカルワークが奏功してか、重苦しさはゼロ。昼下がりに贅沢な酩酊感を味わいたいならコレ。

HWARYEON「Addiction」

神戸出身の女性R&Bシンガー。UNI-Qreativesの面々が制作に携わった本作は、小気味よくバウンスするビートが独特のポップネスを放つ秀逸ミッド。チャーミングな歌声にかかれば、SNS中毒の日常を描いたリリックがこんなにもユーモアたっぷりに引き立つ。

ウルトラソウル「BRAVE」

内木場圭佑とエヌジマの2人で結成されたユニットの2ndシングル。ラップと歌でくっきりとメリハリのついた構成だが、どちらもレトロなムードを引き連れた個性を確立しており、とりわけハイトーン押しのボーカルがひたすらエモい。看板よろしく、ソウルフルな作風に今後も期待。

土岐麻子「NEON FISH」



シティポップの名手としてすっかりお馴染み、土岐麻子の新作。「今回やけにオルタナティブ寄りの音像だなぁ」と思いクレジットを確認したところ、目に入ったのはShin Sakiuraの文字。今をときめく気鋭クリエイターによる物憂げなプロダクトは、土岐のまろやかなボーカルをいつもの何倍も肉感的に映すのだった。

▼前回の「JBSGROOVE WEEKLY」はこちら

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