JBSGROOVEが毎週お届けする新譜系レビュー&プレイリストプロジェクト、それが「JBSGROOVE WEEKLY」。日々リリースされる邦楽の中でとりわけグルーヴィーな、あるいは是が非でもチェックすべき楽曲を、JBSGROOVEならではの視点から厳選してご紹介します。また、プレイリストの内容をもとに、新着楽曲などをレビューでもピックアップ。週ごとにアップデートされるときめきと刺激をお楽しみください。
Apple Music版「JBSGROOVE WEEKLY」
<今週のピックアップ>
どんぐりず「Just do like that」
今年から2022年にかけてリリースが予定されている『4EP』シリーズの第二弾より。R&B、ブギー、トリップホップと様々なジャンルのサウンドを配する中、この楽曲で広げられたのはリバイバルを見せるUKガラージ。どこか腑抜けたフロウが洗練されたリズムと合わさることで、何とも刺激的な切れ味を実現。
Ms.OOJA「Cold Kiss」
10周年イヤーを記念した連続リリースが続くMs.OOJAの新作は、盟友であるJiNらと制作された甘美なシティポップ。自身が昨年発表したカバーアルバム『流しのOOJA 〜VINTAGE SONG COVERS〜』の流れも汲むレトロな質感は、艶かしい彼女のハスキーボイスを堪能するのに十分。
Ms.OOJAの”カッコイイ”側面をもっと知りたい方は以下の記事も。
BE:FIRST「Shining One」
SKY-HIがプロデュースを務める7人組男性ダンスボーカルグループのプレデビュー作。トラックを☆Taku Takahashiが担当し、純国産ダンスミュージックの底意地を見せるかのごとくエネルギッシュな作法を展開。甘酸っぱさ弾けるシング&ラップも未来を見据える力強さに溢れ、元気をもらうこと請け合い。
POOL「R.O.O.M」
2020年に活動をスタートさせた3人組が、およそ1年ぶりに新作を発表。色彩豊かなシンセが夢見心地へといざなう、現行オルタナティブR&B真っ只中とも言える仕上がり。 何より、清らかに揺蕩うファルセットと渋い低音が調和を果たしたフックが素晴らしく、彼らのポテンシャルの高さを再認識した次第。
mashoe’「Working」
横揺れ必至のトラックとグラデーションの効いた歌唱で魅せるのは、神奈川県出身の男性シンガー。R&Bコンシャスな作風でありながらキャッチーな振る舞いにも申し分なく、新世代らしい柔軟なセンスの持ち主であることが分かる。9月にリリース予定のEPにも期待がかかる。