JBSGROOVEが毎週お届けする新譜系レビュー&プレイリストプロジェクト、それが「JBSGROOVE WEEKLY」。日々リリースされる邦楽の中でとりわけグルーヴィーな、あるいは是が非でもチェックすべき楽曲を、JBSGROOVEならではの視点から厳選してご紹介します。また、プレイリストの内容をもとに、新着楽曲などをレビューでもピックアップ。週ごとにアップデートされるときめきと刺激をお楽しみください。
Apple Music版「JBSGROOVE WEEKLY」
<今週のピックアップ>
山下智久「A Million Suns」
およそ5年ぶりとなるアルバム『Sweet Vision』は、独立後の彼が志向する世界市場へのチャレンジ精神が投影された、エネルギー満ち満ちる秀作だ。中でもこちらの楽曲は、Nao’ymtが手がける荘厳な世界観に導かれる形で、アップデートを遂げた山下の姿をありありと照らす。
s**t kingz「No End feat. 三浦大知」
ダンサー史上初の日本武道館単独ライブ『THE s**t』の開催に先駆けて制作されたテーマソング。音圧高めの歪んだUTA製サウンドと、盟友である三浦大知によるアグレッシヴな熱唱が、ともすれば爆発でも起こしそうな凄まじい気迫を放つ。前人未到の偉業を成し遂げんとするシッキンの強力なアシストとなるのは明白。
TonyGumbo「帰ろう」
藤井風のカバー作。穏やかなアレンジを採用したオリジナルとは毛色こそ違えど、転調やリズムの変化によって次から次に場面が移ろう本作もまた、命の営みや循環を深く感じさせる仕様となっている。バンドにおける実験作としてのポテンシャルも極めて高いかと。
Mahiro「Right Now」
乃木坂46やZ-Girlsの一員としてグローバルに活動を続けてきたMahiro。鍛え上げられたエモーショナルな歌声が響き渡る本作は、透明感あふれるサウンドも手伝って、うだるような暑さからくる尖った心を鎮めてくれるはず。