JBSGROOVEが毎週お届けする新譜系レビュー&プレイリストプロジェクト、それが「JBSGROOVE WEEKLY」。日々リリースされる邦楽の中でとりわけグルーヴィーな、あるいは是が非でもチェックすべき楽曲を、JBSGROOVEならではの視点から厳選してご紹介します。また、プレイリストの内容をもとに、新着楽曲などをレビューでもピックアップ。週ごとにアップデートされるときめきと刺激をお楽しみください。
Apple Music版「JBSGROOVE WEEKLY」
<今週のピックアップ>
DA PUMP「Oh My Precious!」
DA PUMPを活動初期からサポートしてきたm.c.A・Tのシングル曲をカバー。90’sのムードを湛えたトラック、そして歯切れの良く飛び交うゴキゲンなメロディ&ラップは、まさしくDA PUMPらしさを突き詰めた王道たる仕上がり。”New Standard第一弾”の作品とのことだが、それはすなわち原点回帰なくして成立しないのだ。
K「Day ‘N’ Night feat. MADz’s」
ネットを介して知り合ったという18歳の3人組ラップユニット・MADz’sを迎えた、アップリフティングなヒップホップチューン。大胆にエフェクトがかかったボーカルしかり、昨今のKを象徴する挑戦的な精神がしかと見て取れる好仕様。
さとうもか「Destruction」
メジャーデビュー作『Love Buds』に収録。従来の素朴で柔らかいトーンは鳴りを潜め、トラップ調のスリリングなサウンドを採用。歌詞に込められた苛立ちを増幅させるアンニュイな歌い回しは、今までにない迫力。
D.Y.T「Tokyo Friday Night」
2018年に結成された、千田耀太と菅野陽太からなるボーカルデュオ。シティポップのフィーリングを引き連れた本作は、両者の誠実な歌声が優しく心を撫でるメッセージ性の強いナンバー。
Gacchi「たたずむ (feat. Emoh Les)」
ジャジーなピアノループの奥深い癒しをもたらすミディアム。GacchiとEmoh Lesが織りなす冷静かつソウルフルなボーカルワークも申し分なく、聴けば至高の納涼タイムの始まり始まり。
SPENSR「LOVE THERE」
米倉利紀あたりのDNAも感じさせるスムースな構成。作風こそクラシカルだが、メロウを心得た妖艶な歌唱は彼ならではの先進性を誇る。同曲のほか、最新ミニアルバムには彼がリスペクトを寄せるアーティストとの秀逸なコラボ曲も収録。