JBSGROOVEが毎週お届けする新譜系レビュー&プレイリストプロジェクト、それが「JBSGROOVE WEEKLY」。日々リリースされる邦楽の中でとりわけグルーヴィーな、あるいは是が非でもチェックすべき楽曲を、JBSGROOVEならではの視点から厳選してご紹介します。また、プレイリストの内容をもとに、新着楽曲などをレビューでもピックアップ。週ごとにアップデートされるときめきと刺激をお楽しみください。
Apple Music版「JBSGROOVE WEEKLY」
<今週のピックアップ>
aimi「The Wave (feat. Furui Riho)」
ネオソウル趣味も感じさせる気品あふれるトラックのもと、旧友・Furui Rihoとラグジュアリーなボーカルワークを繰り広げる。都会の片隅で感じる苦悩と希望に迫った歌詞も秀逸。
SUKISHA「Sparkling」
DTMを巧みに操るアーティストが相次いで登場する昨今にあっても、彼の才能はやはり非凡。緩急の効いたメロディと構成で、ミニマルなトラックのに恐ろしく奥行きがある仕上がりに。
BananaLemon「Take a Pic」
お待ちかね、最強ガールズスクワッドひさびさの新曲。心機一転を物語るアップリフティングかつゴージャスな曲調は、Destiny’s Childら先達も愛用したそれ。
キタニタツヤ「Cinnamon」
1996年生まれのシンガーソングライター。I Don’t Like Mondays.にも通じるファンクな音色を、持ち前のファルセットも駆使しながらみずみずしく開け放つポップソングに。
武田恵美「Drowning」
甘美なハスキーボイスが低〜中音域を軸に泳ぐ今時らしいアプローチ。オルタナティブに染まる独特のサウンドは、先述のaimi「The Wave」と同様、Shingo.Sの手によるもの。
luvis「human day」
起き抜けのような浮遊感を帯びたシング&ラップと、実直なネオ・シティポップサウンドが特徴の新鋭。ステイホーム期間中に生まれたという、納得の癒しクオリティをぜひ。
RAKURA「We Fallin’」
2ndシングルにして、聴く者を揺さぶるスリリングな歌い回しと大胆な詞世界を展開。注目の女性シンガー。
Gambs「Violet」
アシッドジャズ、エレクトロニカ、ロック、そしてR&Bと、様々なバックボーンが「80’s」のキーワードに収斂していくことの快感。まだまだ引き出し豊富そうな要注目バンド。
APHRICA「HAPPY END」
AFRICAから改名後第一弾。Vo.トモ リョウマの堂々たる歌唱が一本気にエモさを牽引するシンセロック。プロデュースはiriなどの作品で知られるESMI MORI。
かふ「ZGKSK」
ボーカロイドと共鳴する忙しいフロウがポイントの軽妙チューン。「図画工作」から取られたタイトルの通り、世間への苛立ちや葛藤を音楽へと自由に昇華する姿勢がなんとも愉快。
青山みつ紀「Beautiful day」
未来のスターを多数生み出してきた北海道出身の女性シンガー。DJ Chin-Nenをサウンドプロデュースに迎え、フロアにも適応したドリーミーなR&Bが誕生。
ar syura「ruler」
不気味なベースラインとAki Kawanoのシュールな歌声のドッキングが言いようのないインパクトを巻き起こす。ユニット名(アシュラ?)に違わぬぶっ飛びようだなと思っていたものの、正しくは「アル シュラ」とのこと。今後が舵取りが楽しみな一組。