JBSGROOVEが毎週お届けする新譜系レビュー&プレイリストプロジェクト、それが「JBSGROOVE WEEKLY」。日々リリースされる邦楽の中でとりわけグルーヴィーな、あるいは是が非でもチェックすべき楽曲を、JBSGROOVEならではの視点から厳選してご紹介します。また、プレイリストの内容をもとに、新着楽曲などをレビューでもピックアップ。週ごとにアップデートされるときめきと刺激をお楽しみください。
Apple Music版「JBSGROOVE WEEKLY」
<今週のピックアップ>
三宅健「Ready To Dance」
YonYonやTENDREら豪華アーティストが参加したソロデビューアルバムを経て、TOBE移籍後初となるこのシングルではSIRUPの楽曲提供が実現。三宅自身がダンスやエンタメの嗜みに長けた人物であるだけに、アップデートを打ち出すリリックや滑らかなシング&ラップといったSIRUP印の要素との相性はすこぶる良好。A.G.Oによる享楽的なトラックも、幸先の良いリスタートをギラギラと印象付ける。
bane「Change up」
2020年の音楽活動開始後、生々しい感情を歌い上げてきたbaneが次に送り出すは、RUNG HYANGとShingo.Sが制作に参加したメリハリの効いたR&Bトラック。瞬時に90年代を彷彿とさせるリズムプロダクションに対し、慌ただしい譜割りは2000年代前半に流行したそれに近く、その絶妙なバランス感覚こそが冴えたグルーヴを確立している。
Schuwa Schuwa「Taxi Driver」
こちらもクラシカルなアプローチが光る名作。紺世晃子のほんわかした歌唱と、強烈なハネを備えたサウンドアレンジがポップに同居する。薄いコーラスを敷いた前奏からして懐かしい雰囲気たっぷりで、R&Bファンなら引き込まれること請け合い。
▼前回のレビューはこちら。