前作「If I Said」がiTMSのR&Bチャートで首位を獲得したJineが、再始動後3曲目となる配信シングル「Pony」を七夕に発表。彼らにしては珍しいアップナンバーで、かつて一世を風靡したTimbalandを思わせる不穏かつスリリングなムードと、バウンシーに打ち付ける複雑なリズムが特徴。特に、タイトルや刺激的なリリックを見るに、同プロデュースによるGinewineのヒット曲「Pony」からの影響は明白。
「Make U Move」や「Private Room」など、過去の楽曲の中にもセクシャルな意匠を匂わすものがあるにはあったものの、ここまで潔く性的テーマを取り扱ったのはこの楽曲が初。いつになくアクセントを効かせた押韻やユニークな比喩も絶好調で、プロデューサーNao’ymtのセンスに脱帽するばかり。なおパート割りは、Eijiの見せ場が多かった前作「If I Said」から一転し、再びJun&Nao’ymtの二者主導構成にシフトチェンジ。特に、Nao’ymtがウィスパー気味にこなすフックのダンディズムたるや、女の子ならずとも悶絶してもおかしくないレベル。
▼前作「If I Said」レビュー
▼次作「Crazy -One Love-」レビュー