JBSGROOVEが毎週お届けする新譜系レビュー&プレイリストプロジェクト、それが「JBSGROOVE WEEKLY」。日々リリースされる邦楽の中でとりわけグルーヴィーな、あるいは是が非でもチェックすべき楽曲を、JBSGROOVEならではの視点から厳選してご紹介します。また、プレイリストの内容をもとに、新着楽曲などをレビューでもピックアップ。週ごとにアップデートされるときめきと刺激をお楽しみください。
Apple Music版「JBSGROOVE WEEKLY」
<今週のピックアップ>
藤井風「きらり」
若手の登竜門ことHonda「VEZEL」のCMソングに起用された、ディスコティックな清涼アップ。オノマトペを多用した歌詞のテンポの良さもさりながら、優雅にファルセットを舞わせる藤井の歌唱も100点満点の晴れやかさ。今年は行楽に縁遠い分、この曲で存分に風を浴びたいところ。
竹本健一「Bubbles」
竹本健一のニューシングルは、自身がバックコーラスを担当するなど懇意の仲であるCharaとの共作。とろけるような甘美さを誇るオーセンティックなソウルチューンで、ゆったりとしたブレスを重んじたボーカルにじっくりと酔いしれられる仕上がり。
THREE1989「Private Castle」
前作「エゴイスティック渋谷」から一転、彼らが”恋の舞台”に選んだのは北の都市・札幌。上品な情緒を引き立てるピアノの音色とともに、Shoheyの色男ボイスが心を大胆に震わせる。適度なポップネスを含んだメロディラインも素敵。
Monthly Mu & New Caledonia「ISSUE」
Vo.門口夢大の粋な歌いっぷりとグルーヴィーな演奏が光る2019年結成の5ピースバンド。Bruno Mars「Treasure」を思わせるキャッチーなリフレインをハイライトに置きつつ、土台となるサウンドワークもすこぶるスマートでお見事。
マホフォレシタン「so good」
UKガラージのテイストを取り入れ、コロナ時代の絆を歌うアップチューン。歌うのは、ダンサー経験も豊富なマホフォレシタン。エモーショナルに疾走するボーカルは切れ味抜群。
Heli「Balloon」
こちらも要注目の女性シンガー。作曲にCarlos K、ミックスにD.O.I.ら豪華な布陣を迎えた本作は、関西弁を交えながら真摯にメッセージを届けるミディアム。持ち味炸裂とばかりに繰り出されるパワフルなハイトーンはなかなか聴き物。