LDHに所属する7人組ダンスボーカルグループのBALLISTIK BOYZが、ニューシングル「Animal」をリリース。トラップの要素やK-POPのスタイリッシュな流儀も織り交ぜたR&Bで、七人七様のマイクリレーがスリルとエロスを運ぶ至高の一曲です。
2019年のデビュー以来、ストリート志向のパフォーマンスで話題を振りまいてきたBALLISTIK BOYZですが、甘美なファルセットの多用しかり、これほど都会的で大人っぽい魅力を放つアプローチは初のこと。まさにキャリアのブレイクスルーとして、強力な攻めの一手を決める形になりました。
(なお、カップリング「Life Is Party」も愉快なパーティーチューンに仕上がっているので要チェック)
世界を見据えるLDH
さて、今回のBALLISTIK BOYZの例のように、LDH所属のアーティストは元来、”カッコイイ音楽様式”に目がありません。彼らの始祖にあたる初代J Soul Brothers、そしてEXILEから受け継がれてきたブラックミュージックをはじめ、時代に見合った音をコンスタントに生み出す鋭いセンスと行動力に、筆者は幾度となく感嘆させられてきました。
特に、アジアンカルチャーを武器に世界中で支持を集めるメディアプラットホーム、88risingとのコラボレーションが実現した2019年以降は、グローバルなトレンド傾向を見据えた作風がいっそう強まっています。R&Bとエンターテインメントの両方を見事に成立させた「Animal」に関しても、BALLISTIK BOYZのヤンチャな個性、ひいては信頼のLDHブランドが築く先鋭性の証に他ならないのです。
全17曲!LDH発 オントレンドなクラブミュージック集
そんな「Animal」のリリースを記念し、本記事では革新的な作法で聴かせるLDH系アーティストの”カッコイイ名曲”をセレクト。近年のR&Bナンバーを中心に、シングル曲・アルバム曲を問わずご紹介します。今なお「ただのイケメン集団でしょ」と高を括っている皆さん。もし居たら、これより要注意です。