Vo.の片桐舞子とトラックメイカーの河井純一からなるR&Bユニット・MAY’Sのアルバム『Beginning』。インディーズでリリースした通算2枚目のアルバムです。
収録曲は、大人になりきれず葛藤する未熟な内面についてエモーショナルに歌い上げる①『Still A Girl』、キラキラした音色がリズミカルに波打つライトなミッドダンサー②『ロドリゲス』、舞子嬢の凛々しいボーカルを舌を巻いたエッジーなシリアスチューン③『REAL』、寂しさ募るリリックに心が痛む悲傷スロー④『LOVE』、一転して「喜び」の感情を等身大で表現した明快NJS⑤『Joyful Joyful』、母への感謝の意をストレートに紡いだ舞子嬢の歌唱なしには決して成立し得ない名バラッド⑦『MaMa』、今では入手困難な自主制作CD「Sailing」に収録されている楽曲の静閑なピアノVer.⑧『JULY』、そしてDJ WATARAIがよりフロアライクな硬質トラックにRemixした⑩『REAL(DJ WATARAI Remix)』など。片桐舞子のタフなボーカルを存分に活かした、力強い楽曲が軒を連ねています。
本当に彼女の歌唱力には脱帽しきりです。張り上げ系ボーカルゆえの危なっかしさを絶妙にキープしつつ丁寧にバランスよく歌いこなすので、シャープなんやけど耳当たりが抜群なんですよね。魂消たもんです。相棒の河合氏によるトラックも、甘さと鋭さを兼備した隙のない作りでたまりません。今週14日には、いよいよメジャーデビュー後初となるニューアルバム『Dreaming』をリリース。仕上がりがどうなっているのか楽しみです。
MAY’S『Beginning』(2006/09/13)
1. Still A Girl
2. ロドリゲス
3. REAL
4. LOVE
5. Joyful Joyful
6. Must Quit xxxxx
7. MaMa
8. JULY (Piano Version)
9. Still A Girl (Grooveman Spot Remix)
10. REAL (DJ WATARAI Remix)