JAPANESE R&B

【アルバムレビュー】Crystal Kay 『637-always and forever-』

Crystal Kayの2ndアルバム。1999年に13歳でデビューをして以来、その卓越した歌唱力と独特の世界観を誇る音楽で確実にリスナーを魅了していた彼女のひとつの”転機”ともいえる1作で、現在も積極的に彼女に楽曲提供を続けているT.Kura/michico夫妻をはじめ、VERBAL(m-flo)、AKIRA、佐藤竹善ら多彩なメンツが関与。コンテンポラリーR&Bポップスの極みとも言える内容になっています。

収録曲は、T.Kura率いるGiant Swing Productionsプロデュースの歯切れのいい変則ビートが爽快すぎるガールズトークソング①『Girls’Night』、当時シングル「come again」やアルバムのヒットで脚光を浴びていたm-floのVERBALを迎えほろ苦い恋愛を歌ったミッド・ダンサー③『Ex-Boyfriend』、③同様十代特有の浮き沈みの激しい恋愛心情を綴った切ないチキチキ系チューン④『CURIOUS』、それに対して「彼をしとめる」ため熱心に計画を立てるしたたかな女子が主人公の倉夫妻流儀のR&B⑤『He Will Be Mine』、清涼感を十分に含んだコーラスを据えたPALM☆DRIVEのAKIRAが手がけた淡白めミッド⑦『Guardian Angel』、大御所バンド・SING LIKE TALKINGの佐藤竹善がプロデュースを担当したアコギの甘い音色とクリちゃんのハイトーンボーカルが心を酔わせるブルース風ナンバー⑨『Honey Glue』、ファンの中で名曲と名高い癒しのスタンダード・バラッド⑩『月のない夜 道のない場所』、開放的なリリックがアクティブな気分にさせるギターポップ⑪『Holiday Fighter』、そして「藤原ヒロシ+大沢伸一 feat.Crystal Kay」名義でリリースしたアジアンな情緒漂うメロと無垢なボーカルに止め処なく感情がこぼれるボーナストラック⑬『lost child』などなど。

当時若干15歳のクリちゃんから放たれる瑞々しいボーカリズムのもと、主にスクールデイズを題材とした、普遍的ながら実に等身大の楽曲が軒を連ねる名盤になっています。これから彼女の旧作に触れようとお考えの方には、是非この作品から1年後に放たれる「almost seventeen」と併せて聴けば、ティーン期のCrystal Kayの魅力独り占め!

『637-always and forever-』(Amazon)

Crystal Kay 『637-always and forever-』(2001/08/22)
1. Girl’s Night
2. Interlude~my ex
3. Ex-Boyfriend(feat.Verbal(m-flo)
4. CURIOUS
5. He Will Be Mine
6. ANOTHER BEST THING
7. Guardian Angel
8. interlude~conditioner
9. Honey Glue
10. 月のない夜 道のない場所
11. Holiday Fighter
12. Couldn’t Care Less
13. lost child

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