JBSGROOVEが毎週お届けする新譜系レビュー&プレイリストプロジェクト、それが「JBSGROOVE WEEKLY」。日々リリースされる邦楽の中でとりわけグルーヴィーな、あるいは是が非でもチェックすべき楽曲を、JBSGROOVEならではの視点から厳選してご紹介します。また、プレイリストの内容をもとに、新着楽曲などをレビューでもピックアップ。週ごとにアップデートされるときめきと刺激をお楽しみください。
Apple Music版「JBSGROOVE WEEKLY」
<今週のピックアップ>
MOONCHILD「Photogenic」
LDH JAPAN主催のオーディション「iCON Z 〜Dreams For Children〜」で合格したメンバーで結成された女性5人組。LDHと共にHYBE LABELS JAPANも参画しているのがこのプロジェクトの大きな特徴で、一連の作品ではØMI(三代目J SOUL BROTHERS)プロデュースのもと、世界に照準を定めたアグレッシヴな音楽性とタフネスあふれるビジュアルワークが炸裂している。XGにも通ずる日本人主体の大型ガールズグループなので、いっそ国内市場を振り切るくらいの胆力と意外性に期待。
BRADIO「運命へ」
およそ2年ぶりとなったアルバム『DANCEHALL MAGIC』に収録。かねてのイメージを裏切らないご機嫌なファンクナンバーが次から次にお目見えする中、作品終盤で感動的な人生謳歌を掲げるのがこちら。高らかなボーカルと迷いのない歌詞から滲み出る人情味が、大団円と呼ぶにふさわしい素直で温かい空間を作り出している。
佐藤広大「LAZY」
今年初となるシングルは、同じ北海道出身の盟友Furui Rihoが楽曲提供したミッドR&B。走り続ける人に提唱するリラクシーなメッセージやアンニュイさを強調するボーカル加工など、耳を惹くプロダクトの数々によって多面的な娯楽性がもたらされている。そしてそれらは、彼自身を新境地へといみじくも導いてみせた。