◆CHEMISTRY 『Life goes on』
まずはCHEMISTRYのニューシングルから。メインナンバーである同名曲を川畑・堂珍がそれぞれプロデュースし、歌詞やメロディーはそのままにまったく趣の違う2つのVer.を収録した面白い試みのシングルになってます。こういう手法は最近では倖田來未の「夢のうた/ふたりで・・・」が記憶に新しいですが、2曲ともバラードだったあれよりももっと著しい差別化が図られています。まず1曲目の~side K.~は、川畑プロデュースの、コッテコテフレンチ・エレクトロチューン。これがめちゃめちゃカッコいいんです!ピコピコサウンドが好きな方にはたまらないでしょうねー。とはいえ、某Perfumeみたいにあからさまに声色をいじったりもしてないので、歌謡ファンにもすんなり受け入れられそうです。それに対し2曲目の~side D~は、アコギとストリングスが冴える涼しげなスローナンバーに仕上がってます。う~んメロディアス!ちなみにこの2曲は、アニメ「西洋骨董洋菓子店-アンティーク-」のOP/EDテーマにそれぞれ起用されています。
◆Sweep 『It’s the fallin’in love feat.A Hundred Birds(Single Mix)』
お次はSweepの、アルバム「Connect」からのシングルカット作をご紹介。アルバムの中でも特に好きなナンバーだったので、どう生まれ変わってるのかなーと思ったら、大胆なアレンジは加えられておらず、むしろ音が原曲より削がれてよりシンプルな聴き心地になっています。カップリングには、ひと夏の恋を描いたキャッチーなポップナンバー「Summer Time Lover」と、日本でも傳田真央らがカバーしたStievie Wonderのクラシックのメロウなカバー「Lately」を収録。特に後者はSweep君の流暢な英語と幅の利いた歌唱が冴えまくっております。必聴!
◆SATOMI’ 『One Day』
ラストはSATOMI’の2週連続配信リリースシングルの第1弾を。4つ打ちビートがしなやかに疾走するちょっぴり切ないハウスサマーチューンです。これまでの彼女の作品でこういう機軸の楽曲はなかなかなかったので、新鮮に聴き浸る事が出来ました。てか最近こういうハウスR&Bがほんとに流行ってますよねぇ~。嫌いなジャンルでは全然ないんやけど、みんながみんな流行に乗っかっちゃうとそれこそ食傷状態に陥るので、とりあえずアーティストの皆様ほどほどにってことで。来週27日には次の配信シングル『Memory -夏色の宝物-』が、そして10月にはこれら(これは収録されるんかな?)配信シングルの集大成ともいえるアルバムの発売が控えています。