JBSGROOVEが毎週お届けする新譜系レビュー&プレイリストプロジェクト、それが「JBSGROOVE WEEKLY」。日々リリースされる邦楽の中でとりわけグルーヴィーな、あるいは是が非でもチェックすべき楽曲を、JBSGROOVEならではの視点から厳選してご紹介します。また、プレイリストの内容をもとに、新着楽曲などをレビューでもピックアップ。週ごとにアップデートされるときめきと刺激をお楽しみください。
Apple Music版「JBSGROOVE WEEKLY」
<今週のピックアップ>
Penthouse「Live in This Way」
シティ・ソウルバンドの1stフルアルバム『Balcony』より、ゴスペルムード満点のアップナンバーをチョイス。高らかなクワイヤや小気味よい鍵盤プレイなど、ありとあらゆる要素が享楽の極致へ向けてひた走る気合の入りよう。浪岡真太郎の自由気ままなボーカルもいつにも増して清々しい。
Asilo「Lonely」
『Days』に続く2023年第2弾配信作は、泡沫の恋をリリカルに伝えるミッド。名曲「Talk」以来となるShin Sakiuraとのタッグが実現し、甘美な演奏と打ち込みビートのきめ細やかなブレンドが堪能できる。Asilo最大の武器である飄々とした歌声にも隙なく寄り添う、抜群のサウンドメイキングかと。
Little Glee Monster「Rolling Rolling Rolling」
新メンバー加入を経て初となるEP『Fanfare』。そのタイトルが導く通り、新章開幕を印象付けるアグレッシヴなナンバーがイニシアチブを取っており、ひとたび聴けば驚かされるリスナーも多いはず。中でも「WONDER LOVER」とこの楽曲は、K-POPやヒップホップといった今をときめく音楽性に裏打ちされた攻めっぷりなのでぜひ。
Guiba「愛の二段階右折」
様々な有力バンドに所属するメンバーが集まり、2022年夏に新たに結成されたバンド、それがGuiba。AORを取り込んだ牧歌的なサウンドがまずもって心地良いのだが、South Penguinの活動でも異彩を放つアカツカの柔和なボーカル、さらにはユーモアと哀愁が同居するリリックセンスと、他のファクターも一級品の個性を誇る。本作が初の音源なので、今後も矢継ぎ早のリリースを期待。