京都や大阪など関西圏を中心に活動をしてきた、NAGI、MI-MI、MEG、NANAKAの幼馴染4人組によるダンスボーカルグループ・BRIGHTのメジャーデビュー作『Brightest Star』(2008/01/16)。リード曲『Brightest Star』を含む全6曲収録で、①をのぞくすべての楽曲の作詞にBRIGHTの4人自身が関与しています。
1. Theme of BRIGHT
シンガーソングライター兼プロデューサーである和田昌哉が監修したイントロ。25秒の楽曲ながら、彼女らの力強い意志と息の合ったコーラスを堪能できます。
2. Brightest Star
PVも制作されたリード楽曲。こちらは和田昌哉に加え川口大輔という大物クリエイター2人がプロデュースを担当したかけがえのない人へのやさしいメッセージ・ソング。小気味よいポップ感のおかげで聴き心地抜群です。
3. Girls Party Time
インディ時代から彼女らに携わっているSTYプロデュースのR&Bパーティーチューン。4人の個性を活かしたバリエーション豊かなフェイクが後半に炸裂します。この系譜はのちにリリースされた「ソライロ」c/wのSTY氏プロデュース楽曲『My Girl』にも受け継がれています。
4. Eternal Love
京都地区限定で発売され完売したEP盤「Brightest e.p.01」収録の1曲。
トラックの沈んだ質感の中にアダルトな色香が漂うミッド・ナンバーです。
5. Tears
こちらは2枚目のシングルEP「Brightest e.p.02」に収録されていたゴスペルナンバー。「涙を見せないように」と前を見据えて歌う表情豊かな1曲で、とにかくメロの起伏が非常に激しいんですが、持ち前の歌唱力でスムーズに歌ってのける彼女らに拍手!Hookや終盤でのハーモニーも絶品です。
6. オレンジ
ラストは学校生活を懐古しながら絆を誓う主人公が微笑ましいしっとりミディアム。思春期真っ盛りな彼女らのあどけなさ残るボーカルが、絶大な説得力を伴って心に飛び込んできて切ないのなんのって・・・。
平均16歳という現役ティーンの4人の、小さい頃から共に培ってきたゴスペル仕込みのボーカルと、麗し過ぎるハーモニーの完成度にひたすら圧倒される1枚です。まさに「末恐ろしい」とはこういう事を言うんでしょうね。これまでインストアや路上ライブに何度か足を運んで生で観てるんですが、CD音源となんら遜色ない上手さに身震いさえ起きます。