4人組コーラスグループ・BRIGHTの1stフルアルバム『Notes 4 You』(09.01.14)。
デビューシングル『ソライロ』以降の3枚のシングル曲を収録した全14曲で、制作陣にはNao’ymt,露崎春女,STY,SCOOBIE DO,和田昌哉,K,U-Key zoneらが参加しています。
1. Theme of BRIGHT ~Notes 4 You~
メジャー1stミニアルバム「Brightest Star」同様、本編は4人の麗しいアカペラでスタート。プロデュースは露崎春女嬢。
2. Love & Joy
3rdシングル「I’ll be there」以来のNao’ymt×露崎嬢タッグによる爽やか極まりないR&Bダンサー。絶え間なく被せていくヴォーカルワークが秀逸です。NAGIはやっぱりフェイクが本領発揮の場ですねw
3. ソライロ
記 念すべきメジャーデビューシングル。シングルリリース当初はさほどハマらなかった曲なんですが、こうしてアルバムの一部として成立した今聴くと、前向きさ の中にあどけない無常感漂うリリックが尚のこと沁みて、何だか感慨深いです。大らかなポップ・トラックはSiZK(BENNIE K,Heartsdales,日之内エミ)の手によるもの。
4. One Summer Time
2ndシングル「手紙」との両A面としてパッケージされていたキャッチーなラブソング。楽曲中に溢れ返す瑞々しいグルーヴは、チャキチャキのティーンである彼女らと、プロデューサーである今井大介の手腕とが呼応し合って出来た賜物です。
5. So Long,Too Late
m- floの名曲「been so long」をサンプリングしたメロウチューン。同ネタを用いた楽曲には、他に加藤ミリヤの「for so long」がありますが、今作は原曲のBridge部分をHook以上に効果的に導入しているのが特徴です。クライマックスでのホイッスルボイスは圧巻!
6. I’ll Be There
Nao’ymtと露崎春女のゴールデンコンビによる流麗なゴスペル風バラード。
温もりあるサウンドが彼女らの甘美なボーカルと塩梅よく絡み合います。
7. My Darling♡ ~I Love You~ feat.SCOOBIE DO
ファンクバンド・SCOOBIE DOをフィーチャーし、可憐な女心を歌ったアップナンバー。ブラック・ミュージックに精通しているスクービーならではの、余裕のある快活なバンド・サウンドにもうメロメロです。
8. Interlude ~Brighten Up~
STY氏によるインタールード。
9. Watch Out
そ のSTY氏の真骨頂ともいえるナンバーがこちら。”R&Bシンガー”としての彼女らの持ち味を余すことなく聴き手に届ける、尖りに尖ったダンス・ ナンバーです。もはや定番となったSTY×BRIGHTの構図ですが、この組み合わせは本当に外してこない!今回も良い仕事してくれました。
10. You Were Mine
『「好きだよ」って あなたの嘘を信じてた』をはじめとするやりきれないフレーズが並ぶミディアムナンバー。
プロデュースには、昨年頃から頭角を現し始めたU-Key zoneを起用。
11. 恋をして
実らぬ恋をテーマにした清潔感あるポップナンバー。やけに涼しげなサウンドと切ないリリックとの対比がまた切ないんよなぁこれが。
12. 手紙 feat.K ~Album ver.~
Kとのデュエットナンバーの2ndシングルはアルバムバージョンで収録。純粋なメロディーラインと両者の優しいボーカルに惹かれる包容力のあるバラードです。
13. Believe
本編ラストを飾るのは、名曲「Missin’U」と「オレンジ」を掛け合わせたような印象のリズミックなミディアム・スロー。メンバー4人の大らかなボーカルと、「何気ない毎日も無駄じゃない」的メッセージの込められたリリックに勇気をもらいます。
14. Brightest Star ~Unplugged~ (Bonus Track)
ボー ナストラックとして収録されたのは、メジャーデビュー盤のリード曲である「Brightest Star」のアンプラグドVer.。サウンドが簡素化された事により、フェイクの見せ場が格段に多くなってるのは大いに評価出来るんですが、個人的には収 録してもしなくてもどちらでもよかったかなぁという印象でしたw ちなみにピアノには、注目のクリエイターMANABOON氏が登板しています。
◇DVDについて◇
せっかくなので、ボリュームあるDVDの内容にも少し触れておこうと思います。
特に注目なのがチャプター9の「Street Live In Kyoto~Document Video 2007-2008~」。その名の通り、メジャーデビュー前に京都の商店街通りでストリートライブをしていた頃の彼女らの活動を収めたドキュメンタリー映像になってるんですが、これがなかなか見応えあるものになってるんです。まずメンバーのトークシーンでは、各々の素の一面が出るわ出るわ。そのティーン相応ともいえるキャラクターを、楽曲やLIVEを通していつも等身大で伝えてくれる点が、まずものすごく好感が持てるわけです。
そしてそれと同時に、歌に対して本当に熱心で努力家の4人の直向きな姿勢をあらためて目の当たりにし、強く心打たれました。デビュー前のストリートLIVEに偶然ながら遭遇した頃から思ってたんですが、実際に対面しても本当に礼儀正しいし謙虚だし、それでいて活発やしで、素晴らしく”出来た”子たちなんです。 このチャプターには、そんな彼女らの嘘偽りないありのままの姿がそのまま投影されており、微笑ましくてしょうがなかったです。
BRIGHT『Notes 4 You』(2009/01/14)
1. Theme of BRIGHT ~Notes 4 You~
2. Love & Joy
3. ソライロ
4. One Summer Time
5. So Long,Too Late
6. I’ll Be There
7. My Darling♡ ~I Love You~ feat.SCOOBIE DO
8. Interlude ~Brighten Up~
9. Watch Out
10. You Were Mine
11. 恋をして
12. 手紙 feat.K ~Album ver.~
13. Believe
14. Brightest Star ~Unplugged~ (Bonus Track)