JBSGROOVEが毎週お届けする新譜系レビュー&プレイリストプロジェクト、それが「JBSGROOVE WEEKLY」。日々リリースされる邦楽の中でとりわけグルーヴィーな、あるいは是が非でもチェックすべき楽曲を、JBSGROOVEならではの視点から厳選してご紹介します。また、プレイリストの内容をもとに、新着楽曲などをレビューでもピックアップ。週ごとにアップデートされるときめきと刺激をお楽しみください。
Apple Music版「JBSGROOVE WEEKLY」
<今週のピックアップ>
w-inds.「Strip」
11月リリースのニューアルバム『20XX “We are”』から、EDMとブギーを掛け合わせたスタイリッシュなダンスチューンが到着。歌い出しをはじめ、千葉涼平の存在感がうんと押し出された本作は、2人体制ならではのフェアな関係性を突き詰めた熱き一曲に。プロデュースはもはやお馴染み、メンバーの橘慶太が担当。
YOUYA「We Ride」
ほぼ全編を通して英語詞を用いた面目躍如の新作『OVERTURE』。オントレンドな作風がとくと振るわれる中、80’sテイストのシンセリフを採用したこの楽曲の輝きは随一。YOUYA本人がアメコミ風ヒーローに扮するコミカルなMVも必見。
TSUGUMI「Candy rain (feat. Marchello Jonno)」
SOULHEADのメンバーで知られるTSUGUMIがニューEPを発表。2000年初期〜中期ごろのR&Bを思わせるこの楽曲のメランコリックな音使いは、特定の世代にとってたまらないはず。TSUGUMIの歌唱もやはり圧倒的で、思い切りの良い爽やかな耳当たりで魅了する。
AZU「#Follow me (feat. MAE)」
姉妹よろしく声質の似た二人が、官能的な仕草でうっとりするようなボーカルワークを展開。MANABOONと為岡そのみがバックアップしているだけあって、メロディやトラックにもグルーヴィーな意匠がたっぷりと。
Sentimental Reason「Rendez-vous」
”ジャパニーズシティポップ”を真っ向から標榜した音楽プロジェクトが、2020年リリースのミニアルバムより順次楽曲配信を実施。90年代のACOを彷彿とさせるいじらしいボーカル、R&Bとオルタナティブポップの浮遊感抜群のハイブリッドと、懐かしさ呼ぶ要素の数々に心を洗われるばかり。