JBSGROOVEが毎週お届けする新譜系レビュー&プレイリストプロジェクト、それが「JBSGROOVE WEEKLY」。日々リリースされる邦楽の中でとりわけグルーヴィーな、あるいは是が非でもチェックすべき楽曲を、JBSGROOVEならではの視点から厳選してご紹介します。また、プレイリストの内容をもとに、新着楽曲などをレビューでもピックアップ。週ごとにアップデートされるときめきと刺激をお楽しみください。
Apple Music版「JBSGROOVE WEEKLY」
<今週のピックアップ>
Salyu「Tokyo Tape」
今年2月にリリースした「Taxi」に続きYaffleとのコラボレーションが実現。サイケデリックな発色を誇るサウンド、そしてうねりを効かせるたおやかなボーカルに息を呑まずにはいられない異次元作。波長が合う二人のようなので、今後もぜひ共演を。
倖田來未「4 MORE」
ベストアルバムの発売を控える倖田來未が、R&Bファンにも存分にアピールできる珠玉のミディアムチューンをドロップ。恍惚の彼方へ誘い込む艶っぽいボーカルワークはまさしく彼女の真骨頂。近年では珍しい意欲的なフェイクも必聴。
U-Key zone & Yusuke Yamada「Chloe」
スリリングなプロダクトを引っ提げたU-Key zoneプロデュースの快作。客演で参加するのは、甘美な歌声を有する大阪出身のシンガーYusuke Yamada。全体的に張り詰めたムード漂う楽曲だが、それさえ突き抜けていかんとするサビのハイトーンがとにかく痛快。
Chiyorin「Diving」
ピアノ演奏も堪能な20歳の女性シンガーソングライター。當山みれいを彷彿とさせる線の細い歌声が、伸びのあるメロディラインや静謐なトラックも相まってなんとも麗しい哀愁を紡ぎ出す。
zonji「kaede」
在宅系音楽ユニットを名乗る新鋭アーティストの配信シングル。文学性に富んだ歌詞は、過去を顧みる儚い仕上がりであると同時に光ある未来をどこか予感させる。飄々とした佇まいが心地良いボーカルしかり、ポスト藤井風とも言うべきハートウォーミングなセンスが沁みる。