LISAの”春夏秋冬”をコンセプトにしたミニアルバムの第2弾『got the fever』(08.08.27)。今作も前作「ready to disco」同様、クラブ・ミュージックをベースに広げた全6曲を収録しています。
1. Leave
プロデューサーにBritney SpearsやChlistina Milianなどの米大物アーティストや、最近ではCrystal Kayのアルバム「Color Change!」にも登板していたBloodshy&Avantを迎えた、妖しい雰囲気が香しいダンス・ナンバー。全体の泥臭いノリや敷かれた平たいビートが80’sっぽくてどこか懐かしい感覚を覚えます。PVでは和と洋のテイストが交錯したシュールな世界が広がります。
2. other side of now
m-floやRyohei、DOUBLEらARTIMAGE所属のアーティストをはじめ、数々のアーティストを手がけるコンポーザーHisashi Nawataによるド派手なアレンジが光る、エレクトロの最先端をゆくアップナンバー。色んな面で1曲目とは対を成す今楽曲ですが、その鮮明なコントラストがまた清清しいんですよ。
3. The Sign
ブリブリ重低音シンセが楽曲の抑揚づけに一役買っているキラキラハウスナンバー。
サビで一気に突き抜けるテンションには脱帽!
4. Hot Love
LISAのほかに最近ではARIAの作品で御馴染みのSTAR WAXがトラックを担当した、ミディアム・テンポのコンテポラリーダンスチューン。STAR WAXはこの手の軽くエレクトロした楽曲やとホンマ外さんなぁと痛感しました。
5. One More Song
本編ラストは前作同様メロディアスなバラードで幕締め。
とはいえ、クラブで流れる曲に乗せて懐かしい思い出に耽る女性がリリックの主人公だったりと、今アルバムのコンセプトともしっかりリンクした仕上がりになってます。
6. バビロンの奇跡 ~Wall5 Remix~
初回限定盤のボーナストラックとして、ソロ2ndシングル「バビロンの奇跡」をエッジーなテクノチューンにリボーンさせたスペーシーなRemixチューンを収録。担当したのは、世界をまたにかけるテクノユニット・Co-FusionのメンバーHeigo TaniのソロプロジェクトであるWall5。
溌剌とした楽曲がほとんどだった前作とは異なり、一定のコンセプトのもと表情の違う楽曲がバランスよく顔を出す軽妙なテンポで展開するミニアルバムです。残すは”秋”と”冬”の2枚かな?期待できそうです。