コラム

安室奈美恵や三浦大知の作品でおなじみ。Nao’ymtのお仕事集 2000-2007


STILL ONLY ONE(通常価格盤)◆YA-KYIM 『Woo,Woo,Wow』 <Compose,Arrangement,Produce>
3ピースユニット・YA-KYIMのデビュー前から話題だった楽曲にも、Nao氏は関与してました。活発なフロウを封印したしっとりチル・チューンで、3人のバランスのとれた掛け合いが絶妙な1曲です。味わい深いドリーミーなアレンジは、Nao氏ならではといったところ。そのほか彼女らのバウンシーなデビューシングル「Clap’n Clap」も担当。この曲で出てきたときは、本当に衝撃を受けたなぁ~。


Wings of Words (機動戦士ガンダム SEED DESTINY OPテーマ)◆BUGSY 『BUGSY NIGHT feat.DABO』 <Compose>
CEMISTRYのシングル「Wings of Words」収録の川畑要(BUGSY)のソロナンバー。名作「The Way We Are」以来にDABOとタッグを組んだスタイリッシュなフロアチューンで、Nao氏はコンポーズのみを担当。BUGSYのスタンスに則り見事なまでにR&Bナイズされたメロディーを提供しています。Nao氏はほかに同じシングルに収録されていたCHEMISTRY名義の名曲カバー「Change The World」や、1年後に再びBUGSYと手を組み「still in my heart」を手がけていたりと、CHEMISTRYとは何かと縁が深い存在です。


Queen of Hip-Pop◆安室奈美恵 『WoWa』 <Lyric,Compose,Arrangement,Produce>
彼にとって、そして彼女にとっても、間違いなくキーポイントになったアルバム「Queen of Hip-Pop」からのポップダンス・チューン。ナミエパンサーの登場やチアガールに扮した安室ちゃんなど、この1曲だけで数知れないほどの話題を振りまきましたが、やはりこの曲は、聴き手を最高度の中毒ワールドへと突き落とす変態プロデュースっぷりなしでは語れません!絶え間ないホイッスルのループ、カーニバルのような賑わしいアレンジ、そして「ウーワー」コーラスの効果的すぎる使い方など、この楽曲の美点はとても一言では語りきれないほど。もちろん安室ちゃんありきの1曲であることは間違いないのですが、結果的にこの柔軟な仕事ぶりとアルバムでの貢献が不特定多数の人に認められた事により、「Nao’ymt」の知名度がグングン上昇し、彼に忙殺の日々が訪れたのは言わずもがな。


Queen of Hip-Pop◆安室奈美恵 『No』 <Lyric,Compose,Arrangement,Produce>
その「QOHP」からもう1曲。ハンドクラップと律動的なシンセをガンガン用いた眩いアップナンバー。この楽曲は、とにかくコーラスの積み方が秀逸!しなやかに、時に攻撃的にと豊かに表情を変えるその様には、何度聴いても背筋がゾクゾクします。シークレットトラックとして収録されているウェットなメロウ・ジャム「No Pt.2」も絶品です!そのほかこのアルバムではタイトルチューン「Queen of Hip-Pop」、安室ちゃんに指名されデュエットが実現した「Ups&Downs with Nao’ymt」、サウスっぽい軽いビートに高揚する「Free」など、タイプの違う5曲(6曲)を提供しています。


VVT 03◆Ring from Vo Vo Tau 『Perpetual Snow』
<Lyric,Compose,Arrangement,Produce>
「裸~Nude~」などのヒットで知られるVo Vo TauのボーカルであるRingのソロ作品で、Vo Vo Tauの3rdアルバム「VVT 03」に収録されているエピローグナンバー。クリスマスっぽい綺麗な鈴の音と、しなやかなエレピとがマッチし、幻想的な空間を築くメロディアス・バラッドになってます。今聴くと、同時期にリリースされた安室ちゃん×Nao氏の「White Light」とどことなく重なる部分が多いように思います。


Goodbye feat.Nao’ymt(DVD付)◆名取香り 『Goodbye feat.Nao’ymt』
<Lyric,Compose,Arrangement,Vocal>
品のあるアダルト・ボーカルが魅力のシンガー・名取香りの4thシングルで、Nao氏自らが歌い手を買って出た、別れを叙情的に描く艶のあるミディアム・ナンバー。この重みのあるビート使いとか、いかにもNao氏らしいですよねw 名取さんの作品ではほかに、デビュー曲の「Gentleman」なども手がけています。


GOD SISTA (DVD付)◆LISA 『Special Love』
<Arrangement,Produce>
元m-floの豊満DIVA・LISAのR&Bコンセプトアルバム「GOD SISTA」からの1曲。歯切れのよいアレンジと、甘美極まりないLISAの歌唱との相性抜群の切ないラブソングです。パッと聴きはそんなに強い印象を与えない楽曲だとは思うんですが、何度か聴いてるうちに、トラックのディテールにまで行き渡るNao氏のこだわりや、LISAお手製のリリックがジワリジワリと効いて来るはずです。そのほかアルバム「ELIZABETH」ではPharrellっぽいテイストの「do yo thing」をプロデュース。


URBAN PIRATES◆lecca 『朝のまえ』
<Arrangement>
レペゼンavexのレゲエ・シンガー・leccaのメジャー1stフルアルバム「URBAN PIRATES」からリズミックなラガ・トラックをご紹介。Nao氏×レゲエってだけで違和感を覚える方が少なくないと思うんですが、leccaのフルアルバムではこの楽曲を含め、毎作1~3曲ほどの楽曲のアレンジメントを担当していたりするんですよね。特にleccaのクセのあるフロウが空気の読めるトラックによって最高に映えるこのナンバーは、当時えらく病みつきになりました。 先日発売された最新作「City Caravan」にも1曲提供しています。


Live Goes On(初回生産限定盤)(DVD付)◆SEAMO 『海の家』
<Lyric,Arrangement,Produce,Chorus>
そのleccaよりももっと意外なとり合わせが、塾長ことSEAMOとNao氏のタッグ。見るからに夏を思わせるこのナンバーは、初登場1位を記録したアルバム「Live Goes On」に収録されています。キラキラ照り返すグロッシーなポップ・アレンジは、SEAMOのスタイルにピッタリ嵌ってて、これが全然違和感ないんですよね。Nao氏はコーラスでもさりげなく参加してます。


24-twenty four-◆HI-D 『雨・風鈴』
<Compose,Arrangement,Produce>
男性R&Bシンガー・HI-Dの4thアルバムの冒頭ナンバー。Nao氏お得意の和楽器を用いたトラックの存在感に、若干HI-Dが食われ気味なのが面白いメロウチューンです。その出来は、Nao’ymt wit’ HI-D名義で配信リリースした方が相応しかったんじゃないかと思うほど。実際当アルバムのコンセプトとのギャップが感じられて、アルバムを通して聴くとこの曲だけ妙に浮いてるんですよ。ここまでのワン&オンリーな世界観、むしろさすがです。


Baby Don't Cry◆安室奈美恵 『Baby Don’t Cry』
<Lyric,Compose,Arrangement,Produce>
彼女の作品によって世間に、そしてシーンに広くその名を知らしめたNao氏ですが、今作では純然たるどポップ・チューンに挑戦しております。ことごとくキャッチーなメロディーラインや柔軟なアプローチに、「この人ってこんな曲も出来るんやぁ。」と素直に感嘆した覚えがあります。実際この曲以降、俺のNao氏に対する印象がガラッと変移しました。(詳細は後述w)


Prhthm◆伊沢麻未 『フタバ』
<Arrangement,Produce>
幅広いジャンルに果敢に挑み、独自の音楽性を邁進する女性シンガー・伊沢麻未の1stフルアルバム「Prhythm」からのしっとりスローナンバー。Nao氏にしては珍しくフラットなビートを採り入れてるのが特徴です。ちなみに彼女も名取さん同様、最近音沙汰ないです・・・。


PLAY(DVD付)◆安室奈美恵 『Full Moon』
<Lyric,Compose,Arrangement,Produce>
安室ちゃんの「QOHP」以来のアルバム「PLAY」にも、勿論Nao氏は参加。しかも今作では12曲中T.Kura/michico夫妻と同様の半数である6曲を担当。そんな2組と安室ちゃんとの絶対的な相性を決定付けた今作からは、2曲目の「Full Moon」をフィーチャー。妖しく蠢くサウンドと、Hook後半での「アッアッアッアッアンダーダー・・・」のくだりに底知れぬ中毒性を感じるエレクトロ指向の幽玄チューンです。個人的にこの楽曲は当初、リード曲の「Hide&Seek」や夫妻楽曲のパワーに隠れて全然聴いてなかったんですが、なぜか最近になって急にハマりだしてよく聴いてるんです。


Walkin’in the rain◆Sweep 『Walkin’ in the rain -YMT Remix-』
<Remix>
新鋭メールシンガー・Sweepの3rdシングルから、メインチューンのNao氏によるRemixをピックアップ。原曲はスッキリした聴き心地の正統派NJSなんですが、このRemixではさも当然のようにボトムを強化し、よりストリート感を押し出した仕上がりになってます。といっても大胆にいじってるってわけでもないので、Remix特有の違和感を抱くことなく聴き込めるはずです。そのほか彼の作品には4月にリリースしたミニアルバムにタイトル曲「Disconnect」を提供。これがまたスムースでいいんです!


Baby Girl(初回生産限定盤)(DVD付)◆May J. 『why why why…』
<Compose,Produce>
ラストはMay J.のアルバム『Baby Girl』からの1曲をご紹介。
終始流れる不穏な空気の中、打ちのめされた恋の悲劇を歌ったミディアムナンバーで、Nao氏は作曲とプロデュースを担当しています。May J.とはデビュー盤「ALL MY GIRLS」で既に競演済みだったんですが、ついこないだレビューしたばかりだったので、今回はこちらをご紹介しました。

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