No.40 SySiSY「yes」
No.39 Kan Sano「Netsume」
No.38 Furui Riho「Purpose」
ルーツであるゴスペルと、ヒップホップの要素がピースフルに融合。人間臭い繊細さを伝える伸びやかな歌声は健在。
No.37 WONK「FLOWERS」
Mステの公式YouTube企画「Spotlight」に取り上げられ、ただいま話題沸騰中。コーラス隊とハンドクラップによるピースフルな作法が感動を生む、彼らのキャリアの中でもうんと明快なソウル・チューン。
No.36 DEEP SQUAD「2words」
もどかしい恋の幕引きをしなやかなボーカルワークで描き出すミドルソング。男の弱さを切り取ったSHIROSE(WHITE JAM)提供による歌詞と、吸い込まれそうなほど淡いファルセットがあまりにも甘美なコンビネーションを発揮。
No.35 NakamuraEmi「drop by drop」
3ヶ月連続リリースのラストを飾った配信作。愛らしい歌声を最大限に引き立てるオーガニック志向の演奏に、ストーリーテラーとしての本領を感じさせる繊細な抒情。その甘味と苦味からなる絶妙なバランスは、とっておきのブレイクタイムにこそふさわしい。
No.34 YAMORI「タマムシイロ」
トランペットを取り入れた恍惚のサウンドに乗るは、空虚を含んだ緩やかな節回し。あまりにメロウネスを心得た作法に、ハッとせずにはいられなかった。調べてみると、Shingo.Sやルンヒャンらが制作に関与。まさに納得の仕上がり。
No.33 showmore「marble」
一度聴くだけで十二分に伝わる完成度。リズム隊が電撃のごとくダイナミックな音色を響かせ、根津まなみのボーカルはアダルトな雰囲気をキープしながら柔軟に感情を移ろわせていく。おセンチな所作の中にほんのりと温かさを感じるパフォーマンスは、まさしく彼らの繊細なスキルがあってこそ。長回しで撮影されたミュージックビデオも秀逸。
No.32 香取慎吾「Anonymous(feat. WONK)」
自身が主演するドラマ『アノニマス~警視庁”指殺人”対策室~』(テレビ東京系)主題歌で、一年ぶりにWONKとのコラボレーションが実現。転換に富んだサウンドと不気味なニュアンスを保つ香取のボーカルがマッチしており、さながら戯曲を見ているよう。さすがは役者、と言うべきか。
No.31 MORISAKI WIN「Fly with me」
大型旅客機「エアバスA380」に着想を得て制作したという、ハウス×アシッドジャズの軽やかなハイブリッド作。三浦大知のデビュー曲「Keep It Goin’ On」を思わせるみずみずしいコード進行、そして屈託を一切感じさせないハイトーンボイスの自由なアクションに心躍る出来。
No.30 森大輔 × K「MO’ KEYS!」
詳細レビューは以下。
No.29 SIRUP「Trigger」
早くもクラシックとの呼び声が高い新作アルバム『cure』より。湿り気を帯びたR&Bの真髄にして、歯切れの良い歌いっぷりが新鮮さも運ぶ名スロウ。
No.28 STUTS & 松たか子「Presence I (feat. KID FRESINO) [with 3exes]」
松たか子主演ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫(フジテレビ系)』主題歌。KID FRESINOの軽妙なラップに松が合いの手で絡むあたり、昔ながらのコラボレーションに対する意識の高さが見て取れるが、そこはさすがのSTUTSクオリティ。うっとりするほど豊潤な音色を広げ、2021年らしい洒脱な品格の漂うポップスに仕立てている。
No.27 Ymagik「Stupid」
冒頭のポエトリーリーディングが画期的。歌詞全体もシリアスな文学調で、R&Bの枠組みだけで解釈すると少々もったいない一曲。
No.26 福原みほ「Sun on my wings」
”グルーヴィー”を体現する抜けるようなサウンドアレンジと、福原みほの力強いボーカル。これぞ、活力を求める人に贈りたい無敵の方程式。
No.25 Laya「baby come back」
No.24 さとうもか「Love Buds」
No.23 Gacchi「たたずむ (feat. Emoh Les)」
ジャジーなピアノループの奥深い癒しをもたらすミディアム。GacchiとEmoh Lesが織りなす冷静かつソウルフルなボーカルワークも申し分なく、聴けば至高の納涼タイムの始まり始まり。
No.22 黒川沙良「いいじゃん」
昨今のジャパニーズR&Bで多くのアーティストが興じている自己肯定。チルのフィーリングと三連のアクセントを備えた本曲もその一つ。気さくな歌いっぷりがまた愛らしくて素敵。
No.21 宇多田ヒカル「PINK BLOOD」
<だれ・にも・みせ/なく・ても・きれい/なも・のは・きれい>のパートを筆頭に、宇多田節とも言える独特のリズムがみずみずしく炸裂。サウンドやコーラスが醸し出すナチュラルな揺らぎ、そしてアイデンティティを高らかに誇る歌詞も含めて女神的な気高さを感じる一曲。