◆COLOR 『With you~Luv merry X’mas~』
お次はCOLORの新作。3ヶ月連続シングルリリースの第2弾となる今作は、「涙が落ちないように」に続くLUV and SOULのカバーで、ロマンティックなメロディーが秀逸の極上のクリスマスソング。彼ら最大の持ち味である濃厚なハーモニーが、心にジワリジワリと時間をかけて染み渡っていくその過程がたまりません。M-2「ただ・・・ 逢いたくて」は、ファミリー関係にもあるEXILEの大ヒット曲のカバー。こちらもコーラスワークを存分に発揮した彼ららしい仕上がりになっています。来年2月4日には最新アルバム「WHITE」のリリースも決定しています。
◆MAY’S 『KISS~恋におちて…冬~』
来年1月14日発売のアルバム「Dreaming」からのリードシングルとなる今作は、CLIFF EDGEと組んだ「Dear…」を彷彿させる、うんとポップに振り切ったキラキラ・アレンジとキャッチーなメロディーが目を惹くラブソング。そのため取っつきやすさはメジャーデビュー後の作品中群を抜いてますが、個人的にはもう少し甘さを抑えてくれた方が良かったかな。舞子嬢の歌声は相も変わらず洗練されててドリーミー♪M-2「梢」は、インディ時代から歌われてきた純愛バラード。ストリングスがドラマティックに楽曲を彩ってて素晴らしい!M-3の 「Daydream(DJ Deckstream Remix)は英語詞に差し替えられたリリックがフロアに特化したトラックに馴染む殊絶Remix。
◆twenty4-7 『BELIEVE-the white cross ep-』
黒を基調にした前作「Back AGAIN」に対して、今作のコンセプトカラーは”白”。M-1の「BELIEVE」は、透明感あるアレンジに乗せて絶え間なく溢れ出る信念を歌ったメロウなミディアムナンバー。リリックのテーマやサウンドからは、まさしく”純白”というワードを自ずと連想させられたんですが、今回は何よりも、シングル A面曲では初めて、MCのMIKAがHookでのリードを執っているのが印象的です。いつもは鮮明でどこか攻撃的なフロウの多い彼女ですが、こういうソフトなフロウもバッチリこなしてくれるんですよねぇ。M-2の「Sweet Day」は律動的に動くシンセが活躍するミッド・ダンサー。トラックプロデュースはお馴染みtazz氏。M-3の「tears」は、今後注目のトラックメーカー・Sugara Bros.が手がけた、MEのハイトーンパートがHookで谺する冷ややかなスローチューン。
◆JYONGRI 『Winter Love Story』
ラストはJYONGRIの新作。M-1はタイトル通り冬の恋愛模様を綴ったちょっぴり切ないミディアムアッパー。如何にもバラード題材に持って来いなリリックですが、そこに敢えて4つ打ちの躍動的なリズムトラックを宛がった事で気持ちよいグルーヴが生じ、非常に奥深い味わいのある1曲に仕上がっています。俺個人としては、彼女の曲はアップナンバーを好む傾向にあるので、今作は無論どストライクですw アレンジャーには、宇多田ヒカルなどの作品を手がける本田優一郎氏が登板しています。 M-2「Tender Touch」は、包容力に溢れたハーモニーワークがステキなバラードナンバー。 M-3「Blue Destiny」は、ピアノが鬼束ちひろっぽい虚ろな音色を響かせるミディアムバラード。